どの子の心にも
「愛された」
「たいせつにしてもらった」
という気持ちを育みたい。
「自分は愛された」という記憶が自信となり
その人生を支える。
これは修道者であった渡辺和子さんのお言葉です。
書道教室を始めて5年。
わたしが想い描く教室の在り方。
うまく言葉に出来なかった想いを
見事に言い表してくださったこのお言葉に
深く感動して涙がこぼれました。
以前友人に、
「どんな教室にしたいの?」と聞かれた事があります。
イメージはあるのだけれど、
それを上手く言葉で表現できなくて
”文字の上達だけじゃなくて、
子どもたちの心をどうにかしたいんだよなぁ”
そう答えた事を覚えています。
どうにかって!
なにそれ〜と大笑いされました。
「心をどうにかする書道教室」
うん。
かなりあやしい(笑)
私が理想とする教室の在り方は
例えるなら田舎のおばあちゃんちです。
「ただいま」って言いたくなるような場所。
「せんせい、聞いてきいて!」っていつでも言える場所。
そこはとても居心地がよく、安心できて
じぶんの気持ちをすなおに表現できる場所。
たいせつにしてもらっているなぁ、
ここはあったかいな、と心で感じられる場所。
そのためにも、
「わたしはあなたの味方だよ。
そのままのあなたが大好きだよ。」
と、いつでも両手を広げて接してあげられるような
あたたかい心を持ったせんせいで在りたいと思っています。
生徒さんが
”わたしはわたしのままでいいんだ”
って思えるように。
もちろん書道教室なので、字の上達も大切ですけどね。
でも、心をどうにかしたいのです(笑)
わたしの心を強く揺さぶった渡辺和子さんのお言葉を
国立新美術館で開催された書作展の題材にさせていただきました。
この作品を見た生徒さんやお母様方から、
先生の教室を選んで本当に良かったと言っていただけて
すごくうれしかった!
作品が展示から戻ってきたら、教室に飾る予定です。
理想の教室に一歩でも近づけるようこれからもがんばります。
そして今回、はじめて著作権申請をしました。
お言葉の使用を快く承諾してくださった著作権元の方々に深く感謝いたします。